浪人生でオンライン塾・予備校を検討される方は自宅浪人、通称「宅浪」も併せて検討していることかと思います。

そこで本記事では「宅浪」と「オンライン塾・予備校」を比較していきたいと思います。

◇ まずは宅浪のメリット・デメリット

・メリット

① 参考書分しか費用がかからない
まずは圧倒的な費用の安さで宅浪を選ぶ人が多いかと思います。通塾スタイルの塾・予備校の年間費用は100万円前後はかかります。その費用が高くとも数万円の参考書だけで済めば大きなメリットになります。

② 自分の好きなペースで勉強を進めることができる
オンライン塾・予備校と違い、カリキュラムが決められていないので、自分の興味のままに勉強を進めることができます。先生などから干渉されずに、自分のペースで黙々と勉強するのが得意な方にはメリットがあります。

・デメリット

① カリキュラムを自分で作る必要がある
オンライン塾・予備校には長年蓄積されたノウハウがあり、生徒の学力ごとにやるべき勉強を提案することができます。しかし、宅浪の場合は自分でカリキュラムを作ってみてもそれが自分の合格に向けて正しい勉強なのか、わからなくなってしまうことが多々あります。

② 精神的なバランスを保つのが難しい
宅浪を選択すると周りに相談できる人がいない場合が多く、一人だけで一年間ずっと勉強し続けるという行為は精神的に不安定になりがちです。

③ 出願戦略の情報など自分で集める必要がある
オンライン塾・予備校は受験生のために大学入試の情報を常にチェックしています。自分で情報を集めるのは負担になりますし、正確性に欠ける可能性もあります。また2021年の共通テストへの変更により、問題傾向が変わったり、大学の入試方式が変わったりとイレギュラーが発生しやすいため、宅浪の受験生には小さくないリスクがあります。

④ モチベーションの維持が難しい
オンライン塾・予備校であれば自分のモチベーションが下がったときに、面談などで話を聞いてくれるなどモチベーションの維持を図ってもらえる機会はあります。しかし宅浪ですとモチベーションが下がったまま、惰性でだらだら時間を過ごしてしまうことになりかねません。

◇ 次にオンライン予備校のメリット・デメリット

・メリット

① カリキュラムを作成してくれる
オンライン塾・予備校には長年蓄積されたノウハウがあり、生徒の学力ごとにやるべき勉強を提案することができます。生徒の状況をヒアリングしながら、より適したカリキュラムを作成してくれます。

② 出願戦略の情報などを提供してくれる
オンライン塾・予備校は受験生のために大学入試の情報を常にチェックしており、生徒は負担なく情報を手に入れることができます。また2021年の共通テストへの変更に関しても、多くの情報を持っており、安心して対策に取り組むことができます。

③ モチベーションが下がった時に相談できる環境がある
オンライン塾・予備校であれば自分のモチベーションが下がったときに、面談などで話を聞いてくれるなどモチベーションの維持を図ってもらえる機会があります。担当者に気軽に相談することができるオンライン塾・予備校もあります。

・デメリット
オンライン塾・予備校のデメリットについては別記事にまとめましたので参考にしてみてください。