【メリット】

・質の高い授業を受けられる
塾・予備校が近くにない地域の方や家の外に出ることが難しい状況でも、パソコンやスマホがあれば簡単に質の高い授業を受けることができます。

・時間的な制約が少ない
決まった時間に始まる一般的な塾・予備校の授業と異なり、映像授業が中心のオンライン塾・予備校の場合は、受講時間を自分で決めることができます。また、塾・予備校までの移動時間がないことも大きいです。片道30分だとしても往復1時間、月に12回通塾するとしたらそれだけで12時間、年間で144時間のロスになります。

・料金が安い
オンライン塾・予備校は月額1万円未満から利用できるものも多く、年間で比較するとオンライン塾・予備校の方が数十万円も安くなる場合があります。その理由として、オンライン塾・予備校の運営には一般的な塾・予備校よりもお金がかからないという事情があります。

・人間関係のわずらわしさがない
大手塾・予備校では多くの生徒が集まりそれなりにコミュニティができ、切磋琢磨する仲間ができるというメリットもありますが、トラブルやわずらわしさの元になることもあります。その点、オンライン塾・予備校には人間関係のわずらわしさがほとんどなく、勉強に集中することができます。

・理解するまで早送り、スロー再生、巻き戻し視聴できる
映像配信型のオンライン塾・予備校の場合、一度の視聴で理解できなくても納得するまで繰り返し何度も見ることができます。ただし、一度で理解できない場合は授業レベルが合っていないということも考えられ、その場合は時間の無駄になってしまう可能性もあり、一概にメリットばかりとは言えないかもしれません。

・予期せぬ災害時にも継続できる
災害、あるいは緊急時にもオンライン授業は有用だといえます。学校やオフィスが閉鎖した場合でも、通信環境さえ整っていればどこからでも学習を行うことができます。

 

【デメリット】

・モチベーション維持が難しい
オンライン塾・予備校はモチベーション維持が難しいです。周りに受験生がいないのでライバル意識が生まれにくく、「自分のペース」という言葉が言い訳として使われやすくなります。

・強制力がない
オンライン塾・予備校は一般的な塾・予備校と異なり、決まった時間割がありません。いつでも勉強できるというメリットがある一方、サボることもできてしまいます。また、テストや課題がないことも多く、学習量を確保することが難しい点がデメリットと言えます。

・授業に臨場感、緊張感がない
オンライン塾・予備校には一般的な塾・予備校で授業を受けるときのような臨場感、緊張感がないことが多いです。集中力を持続しにくいという点でデメリットとなります。

・すぐに質問ができない
わからないところや気になる点があった場合に、すぐに講師に質問ができないシステムであることが多いです。

・自習室がない
一般的な塾・予備校では勉強だけに集中できる空間として自習室を提供していることが多いですが、オンライン塾・予備校の場合はこのような自習室は利用できず、基本的には自室が勉強空間となります。

・講師が生徒の状況を把握しづらい
オンライン塾・予備校の場合、そもそも「担当講師」という概念がないことが多く、生徒の学習状況を把握している講師がいません。結果として、進捗も警告もないまま時間だけが過ぎてしまうということが起こりやすくなっています。(管理アプリはある)

・通信環境、ICT機器の影響を受けやすい
自宅にwifi環境がない場合は準備する必要があります。また、パソコンやスマホが古かったり持っていなかったりすると購入しなければなりません。その他、プリンターが必要になる場合もあり、初期費用はそれなりにかかります。